転職活動をすることで自分自身の経歴や今後の展望を考えるようになりましたが、いまいち言語化できていないのでここでまとめてみます。
- 今後のありたい姿:A
- 自分の現状:B
- ギャップ:C=A-B
- ギャップを埋めるためのアクションプラン:D
今後のありたい姿:A
書籍を読むと、キャリアは以下の5つに収束していくようです。
- プロフェッショナル:コンサル。専門性を武器に顧客課題を解決する。
- スペシャリスト:CTO,CFO,CMO,CHROなど。企業内で専門性を出す人。テックリードもここかな
- マネージャー:部長、課長など。組織運営と事業推進を行う。PMやエンジニアリングマネージャー
- プランナー:新規事業の立ち上げ、企画立案。エンジニアだとプロダクトマネージャー的な立ち位置
- 起業家:起業!
プロダクトを自分で作りたいとはあまり考えていないので、プランナーや起業家は理想ではないですね。
むしろそういう情熱を持っている人を技術でサポートしていきたいかな。
自分の理想的にはスペシャリストかマネージャーかなと思いますが、そもそも自分の働き方の理想はどんなものなんでしょうか?
まずは今までの経歴や経験を考えずに、自分がどういった理想を持っているか書き出してみました。
- 技術でリードできる立場になりたい
- 5人程度までがっつりマネジメントしたい。何十人もマネジメントはできる未来が見えないし、そういう気質ではないと自覚してる…
- 新しい技術には常に挑戦していきたい
- 技術領域的には、1.インフラ、2.バックエンド、3.フロントエンドぐらいの優先度で深めていきたい
- 自動化を推進して、皆さんのやりたいことに集中してもらいたい
それぞれ個別に見ていき、言語化してみます。
理想像の言語化
技術をリードする立場とは?
IT技術が好きなので、インフラをメインに技術的にリードしていきたい。
学んだり経験したことを活かしていきたいという思いです。
リードするとは?を考えた場合、「こういうようなことを考えている。どうやったら実現できる?⇒それに必要なインフラやアーキテクチャは…」みたいな。
一生エンジニアであるつもりなので、いろんな知識や経験が貯まればリードしていくのはできるなと考えています。
IT技術を専門にしている以上、IT技術に関しては責任を持ちます!
5人程度のマネジメントとは?
私の考えているマネジメントとは、メンバーと信頼関係を結んで仕事がもっとできるようになってもらったり、キャリアの構築を手伝ったり、個人と会社の方向性をすり合わせたり、仕事を任せたり、メンバーがより生産的に働けるようにすることです。
いわゆるピープルマネジメントですかね。
参考:名ばかりマネジャーを、苦手なマネジメント業務から解放する方法〜部下も喜ぶ〜
ただ単にプロジェクトのタスクを切り出して割り振って、その進捗管理するというのはタスクマネジメントです。
これなら10人やもう少し多くまで対応可能ですが、組織でより必要なのはピープルマネジメントだと考えています。
ピープルマネジメントを考えた場合、自分がコミュニケーションできる限界は5人程度かなと。
新しい技術に常に挑戦とは?
どの仕事でも同じだと思いますが、常に学習を続け新しい考え・技術・スキルを身に着けて仕事のバリューや効率は高めていく必要があります。
そう考えた場合、新しい技術やまだ理解が甘い基礎となる技術を学ぶことは続けていかないといけません。
2022年5月時点で、新しい技術だとクラウド、基礎の技術としてはSQLやカーネル、アーキテクチャ、UNIXなどでしょうか。
世界はより良いものを生み出そうと試行錯誤を積み重ねていますから、追い付いてもう学ぶことがない!状態にはならなさそうなので、ITは一生楽しめるコンテンツになりそうです笑
技術領域の優先度は?
今の技術領域はインフラ特化です。
しかし、システムはインフラだけではなくてバックエンドやフロントエンドもあるため、アーキテクチャを考えていく場合バックエンドもフロントエンドも理解はできていないと最適解が出せません。
特に、今のクラウド時代ではマイクロサービスアーキテクチャなど、インフラ構成からアーキテクチャをしっかりと考えていく必要があります。
なので、インフラに特化しつつ、バックエンドもフロントエンドもある程度わかるというのが理想ですね。
そのためには、仕事以外でインフラに限らずのバックエンドや、フロント、運用監視改善、組織運営、マネジメントなど学び続けていく必要がある。
自動化の推進とは?
最近好きなのが自動化です。
少ない人数で最大の成果を出すには自動化が必要と考えています。
というか、繰り返し行う作業やITを活用できる箇所はIT技術を駆使して、本当に必要な仕事やタスクに集中していくことがお客様や会社のためになります。
仕事で必要なのは作業することではなくて、その仕事で提供できる価値・バリューです。
何かしらのサービスを開発する場合、デプロイしたりテストしたりすることは必要ですが、全て手動でやる必要まではありません。
そこは自動化しておき、新機能の開発に注力したり、技術負債を解消して今後の開発スピードを上げたりなどに力をかけるべきです。
その方が今後の売り上げや顧客満足度向上になるからです。
そもそも日本は人口減少していきます。
なるべく自動化できるところは自動化して、人の手が必要なところをやってもらって社会をより良くしていくのが未来のためになります。
必要なタグ
上述した理想像を叶えることができる職種を考えてみました。
- DevOpsエンジニア
- SREエンジニア
- シニアインフラエンジニア
- インフラアーキテクト・ITアーキテクト
- テックリード
上記の職種について転職サイトを見て、どのようなタグ(技能や知識)が必要か雑多ですが一覧にしてみました。
技術要素
●広め
Linux、設計、構築、運用、監視、チューニング、英語、コンサル、継続的インテグレーション、可視化、自動化、クラウド、、コンテナ、モニタリング、カオスエンジニアリング、DB、クラウドネイティブ、セキュリティ、構成管理、プログラミング、ネットワーク、マイクロサービス、アーキテクチャ、認証・認可、WEB技術、リーダブルコード、オブジェクト指向、リファクタリング、サービスメッシュ、IaC、決済機能、プロセス改善、分散処理、分散DB
●狭い
AWS、kubernetes、Terraform、SQL、Linter、カーネル、テスト、REST、GraphQL、Firebase、SPA、SSR、TCP/IP、DDD、Ansible、キャッシュ、ELKスタック
ビジネススキル
コミュニケーション力、興味・共感、DX推進、ガバナンス意識、アジャイル、スクラム、スケジュール管理、タスク管理、折衝、主体性、タスクマネジメント、ピープルマネジメント、要件定義、提案、issue管理、ドキュメント作成能力、DevOps、改善提案、課題把握、目標設定
Output
勉強会参加、情報発信、登壇
簡潔にまとめると?
クラウドを活用したアーキテクチャの提案や課題把握・改善提案ができ、情報発信も積極的なエンジニアって感じですかね
自分の現状:B
現状把握のために、2022年5月現在の自分のタグを一覧化してみます。
業務で携わった箇所だけにします。
持っているタグ
技術要素
●広め
Linux、設計、構築、運用、監視、チューニング、英語、コンサル、継続的インテグレーション、可視化、自動化、クラウド、、コンテナ、モニタリング、カオスエンジニアリング、DB、クラウドネイティブ、セキュリティ、構成管理、プログラミング、ネットワーク、マイクロサービス、アーキテクチャ、認証・認可、WEB技術、リーダブルコード、オブジェクト指向、リファクタリング、サービスメッシュ、IaC、決済機能、プロセス改善、分散処理、分散DB
●狭い
AWS、kubernetes、Terraform、SQL、Linter、カーネル、テスト、REST、GraphQL、Firebase、SPA、SSR、TCP/IP、DDD、Ansible、キャッシュ、ELKスタック
ビジネススキル
コミュニケーション力、興味・共感、DX推進、ガバナンス意識、アジャイル、スクラム、スケジュール管理、タスク管理、折衝、主体性、タスクマネジメント、ピープルマネジメント、要件定義、提案、issue管理、ドキュメント作成能力、DevOps、改善提案、課題把握、目標設定
Output
勉強会参加、情報発信、登壇
ありたい姿:C=理想Aと現状Bのギャップ
ギャップの中でも特に割合が大きいものは、クラウド・コンテナ・クラウドネイティブ・アジャイル・ピープルマネジメント・DevOpsかなと思います。
今の時代にオンプレで革新的なサービスを提供する企業が多いとは考え難いので、最優先はクラウド領域に携わることと考えています。
オンプレの経験しかないのは、10年20年先を考えるとやばい。
となると以下のような方向性を取る必要がありそうです。
本業をクラウド領域に移す⇒アーキテクチャや改善、自動化の提案を行っていく⇒インフラに関してリードできるようになる
ちなみに、英語は学習を継続して頑張る必要があります!
今も英語で情報収集はしていますが、読むコストが高いのは生産性に良くないからです。
ギャップ:Cを埋めるためのアクションプラン
ではどういったアクションが必要でしょうか?
簡単に考えてみました。
- 第一にクラウド設計・構築のをすること
- 次にその中で改善や自動化の提案を行っていく
- さらに、アーキテクチャに関する仕事に突っ込んでいく
- 信頼を獲得して、メンバーのマネジメントもさせてもらえるようにする
結局はクラウドの設計や構築を行う職種に転職して、その中で改善・自動化提案を行っていき、アーキテクチャに関する仕事を任せてもらえるように信頼を掴むってことですかね。
コンテナやクラウドネイティブアーキテクチャ、アジャイル、DevOpsは扱うような仕事であれば実践し、仕事でできないのであれば個人開発や学習をしていくだけです。
何はともあれ、オンプレの経験を活かしてクラウドの領域に突っ込むことが必要ですね。
2022年中には何とかしたい!
まとめ
やっぱり自分の仕事をクラウドにずらす必要がありそうです。
そのうえで、改善や自動化したり、より良いシステム・プロダクトをしていく提案をできるようになっていきたいって感じですね。