MobaXtermを使っているけど、Tera Termのように作業ログを自動で取得したい！
でもWEB上にわかりやすい解説がなかったので、ここで解説します。
そもそもMobaXtermとは？
SSHクライアント
MobaXtermはSSHクライアントの１つです。
サーバーにSSHで接続するときに使用するソフトウェアですね。
有名なソフトウェアとしては、「Tera Term」や「PuTTY」というものが存在します。
実際にTera Termでサーバにログインすると以下のような画面になります。
シンプルで使いやすいのですが、１つの接続で１つの画面が立ち上がるために複数のSSH接続を行うとこの画面が大量に出来てしまいます。
MobaXtermは、ブラウザのように１つの接続をタブで管理できる便利なSSHクライアントです。
MobaXtermは複数の接続方法に対応
MobaXtermは複数の接続方法に対応しているので、SSH以外にも利用が可能です。
個人的には、VNCやRshまで対応しているのは驚きです。
もっと早く知っていれば楽だったのになーと思います。
MobaXtermの自動ログ出力
MobaXtermに限らず、作業するならログは自動で残しておきたいですよね？
でもWEB上にはわかりやすい説明がない！！！
なら書くしかない！！
設定方法
全般の設定
まずは、メニュータブのSettingsからConfigurationを選択して設定画面を表示します。
Terminalタブを選択し、Terminal featuresのLog terminal output to the following directoryにチェックを入れます。
ログのディレクトリはお好みで設定し、Log typeはPrintable output with timestampを選択します。
何も考えずにタイムスタンプも出力してくれるようにしましょう！
過去の自分は赤の他人！絶対に細かなことを覚えていないので！
個別の設定
続いて、User sessionsの各サーバ用の設定からEdit Sessionを選択。
User sessionsでは適当なサーバの設定して作成しておきましょう。
SSHタブのTerminal Settingsタブを表示します。
Log terminal output to:にチェックを入れます。
ログのディレクトリはお好みで。
動作確認
設定が正しくできていると、指定したディレクトリにログが作成されます。
ログファイルのファイル名のフォーマットは日付と秒数までの時間が付いているので、１秒以上開けてアクセスすればログの重複が回避できるようです。
ログは以下のような感じで出ています。
画面上はバックスペースキーで削除していても、ログ上は間違ったキーも記録されているので気を付けてください。（Tera Termも同じ仕様です。）
=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~= MobaXterm log 2021.04.20 14:05:49 =~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=
[2021-04-20 14:05:49] MobaXterm Professional v21.0
[2021-04-20 14:05:49] (SSH client, X server and network tools)
[2021-04-20 14:05:49]
[2021-04-20 14:05:49] SSH session to docker@192.168.56.10
[2021-04-20 14:05:49] Direct SSH :
[2021-04-20 14:05:49] SSH compression :
[2021-04-20 14:05:49] SSH-browser :
[2021-04-20 14:05:49] X11-forwarding : (disabled or not supported by server)
[2021-04-20 14:05:49]
[2021-04-20 14:05:49] For more info, ctrl+click on help or visit our website.
[2021-04-20 14:05:49]
[2021-04-20 14:05:49]
[2021-04-20 14:05:49] Last login: Tue Apr 20 13:43:57 2021 from 192.168.56.1
[2021-04-20 14:05:49] [docker@DockerHost ~]$
[2021-04-20 14:05:51] [docker@DockerHost ~]$
[2021-04-20 14:05:51] [docker@DockerHost ~]$
[2021-04-20 14:05:51] [docker@DockerHost ~]$ exit
[2021-04-20 14:05:52] logout
[2021-04-20 14:05:52]
[2021-04-20 14:05:52]
[2021-04-20 14:05:52]
[2021-04-20 14:05:52] Session stopped
[2021-04-20 14:05:52] - Press <return> to exit tab
[2021-04-20 14:05:52] - Press R to restart session
[2021-04-20 14:05:52] - Press S to save terminal output to file
[2021-04-20 14:05:52] まとめ
MobaXtermで自動ログ出力する方法をまとめました。
これで快適に安心してサーバーを弄ることができそうです
